『熊本県の養殖業者がトラフグ養殖の技術改革の為に、ここ数年どんなに頑張ってきたかをわれわれは痛いほど知っています。
そしてやっと熊本県の養殖業者は「(ホルマリンを使用しないで)なんとかトラフグを生産できる」までの技術を見出し、使いこなせるようになってきたと思っています。
「ホルマリンはトラフグのえら虫(寄生虫)を駆除するもので、トラフグにとってえら虫は大敵なので、駆除できないと養殖が成り立たない」と言うのが報道などを含めた一般的な理解のようですが、(研究の結果)このことは事実とは少し異なると考えています。』
《マニュアル背表紙にエラ虫を全く駆除しない環境でのトラフグの生育期間別の画像有り》
[マニュアルの内容・特徴]
(1)トラフグの生理・生態、トラフグの餌・給餌管理、歯切り方法、放養密度などの基本 的な管理、トラフグの病気とその対策など総合的な養殖方法をA4版121ページ冊子形式で詳しく記述した。
(2)トラフグ養殖を行う上で養殖業者が疑問に思ったことがすぐに分かるような構成と、 多くの写真により、養殖業者が自分のトラフグと比較できるよう工夫を行った。
(3)月別の管理の要点を、トラフグの成長に基づき整理した管理スケジュール「トラフグ養殖プログラム」(A3版 折り込み6ページ)を添付した。
[成果の活用面・留意点]
(1)本マニュアルを通じてトラフグ養殖が「非常に難しい」もので、その成功の鍵は「トラフグを良く知り、養殖技術を熟知すること」を養殖業者に理解させる。
(2)本マニュアルは現時点での最良の技術を提示したものであり、更に改良・改善の余地があること。今後は、更に新しい技術(新薬、ワクチンなど)を開発・導入し、より良い技術を養殖業者とともに目指していくために活用したい。
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